小さな組織の「番頭」論
トップを目指さないリーダー



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著者  桜井義維英
発行会社     みくに出版
サイズ(オンデマンド版)     四六判 180ページ


 多くの「リーダー論」は組織のトップリーダーを最終的に目指すものになっています。
 本書では「トップを目指さないリーダー」「ナンバー2のリーダー」に焦点をあてて、
 その役割や心構えを解き明かしています。
 これから組織・社会のなかで成長しようとする若手、中堅のビジネスパーソン、
 NPOなどの非営利組織で働く人にとって、長く役立つノウハウが語られています。


   目次

   はじめに
   番頭、桜井義維英と共にした35年 【特別寄稿】国際自然大学校理事長 佐藤初雄
   第1章 私と自然体験活動とのかかわり
    1 私の経歴・自己紹介を兼ねて
    2 私のボス、佐藤初雄氏
   第2章 私は番頭 ナンバー2の役割
    1 番頭とは
    (1)1番を狙わない2番
    (2)トップに本気で意見が言える
    (3)トップの思いを組織全体に浸透させる
    (4)思いを具体化する力がある
    (5)トップを選ぶ
    2 番頭の仕事
    (1)人をつくる
    (2)心を持った人を育てる
    (3)人脈をつくる
    (4)ステージを作る
    (5)資金を作る
    (6)制度を作る
   第3章 トップを目指さないリーダー
    1 リーダーって?
    (1)2人きりの組織のリーダーから、10人の、100人の、1000人のリーダー、果ては一国のリーダーまで
    (2)自分の向き不向きを考えよう(自分の器を知る)
    (3)トップを支えるリーダー
    2 小さなグループのリーダー論(事業をする最小単位ぐらいのグループ)
    (1)リーダーを自覚するために
    (2)リーダーとして仕事を進めるコツ
    3 いくつかのキーワードの意図開き
    (1)「なぜ?」、「何?」の話
    (2)ハイと言って・ニコッと笑って・走りなさい
    (3)走った後に考えはついてくる
    (4)お茶を入れるのはなぜ?
    (5)なぜ、掃除をするの?
    (6)ドキドキワクワク
    (7)物は大切に
    (8)開けたら閉めない?
    (9)日本語の使い方
   4 リーダーを育ててこそ一人前のリーダー
    (1)誰に仕える? 目的を見失わない
    (2)2:6:2の法則
    (3)一人ひとりを生かすことを考える メンバーを信じる
    (4)一生付き合え
    (5)優しさは想像力 本当の優しさ
    (6)伝え方
    (7)まずやってみる トライ&エラー
    (8)報連相はリーダーからスタッフへ
    5 指導者や先生とリーダーの違い
    (1)指導者が人を育てる?
    (2)先生が人を育てる?
    (3)人を育てるのがリーダー
    (4)人が育つ場所 リーダーがいる場所について
   第4章 日本の人づくりのあるべき姿
    1 地方のリーダーが日本を変える時が来てほしいと思います
    2 働き方は、働く人が決めるものですよね
    3 寄付という社会習慣を創り出さなくてはいけません
    4 社会、地域における教育の仕組みを再構築するときです
    5 2045年は戦後100年になります
   おわりに


  著者紹介 桜井義維英

  1957年3月6日生まれ。1979年日本体育大学社会体育学科卒業。
  在学中に野外教育活動研究会を創立、卒業後、野外教育の勉強のためにイギリスの
  アウトワード・バウンド・スクールに入校。
  帰国後、1980年交通遺児育英会入局。
  1983年国際自然大学校を佐藤初雄氏とともに設立、副校長に就任。
  その後、2001年から自然体験活動推進協議会事務局長、
  2005年に、千葉自然学校指定管理の千葉県立大房岬少年自然の家所長に出向。
  2011年からは国立赤城青少年交流の家所長、2014年11月からあしなが育英会事務局長を務める。
  2015年7月にはすべての職を辞し、山梨県北杜市に住まいを移し、
  自然体験教育の若手リーダーを育てるために私塾「走林社中」を主宰したり、執筆などの活動をしている。